この記事は前回からの続きになっております。
未読の方はまずこちらの前編をお読み下さいませ。
【マユ日記・09-01-03〜その2】
エリカちゃんの表情がキリッと変わった。
いよいよウォーキングタイム。
4人の中でパンツスタイルを選んだのはアキさんだけ。
アキさんやるなぁ。
雑誌編集とかにこういう人多そうだな。
リトルガールのヒナコさんのは秘書系かしら。
ヒスイのボタンさんのは商品企画部とかにいそうな感じ。
いずれにしても今までのコンテストとはワンランク違う。
エリカちゃん、ご苦労様。
初めて会った時から変わらぬモテ女っぷりだね。
そこまで自然だと清々しいくらいです。
さ、そろそろ発表ね。
特別賞は…
え?特別賞がアキ さん?
ゴメン、正直に言う。
この瞬間、もしかして「とうとうアキさんを乗り越える事が出来たのかも?」 って思っちゃった。
優勝は、リトルガールのヒナコさん。
負けた…。
かんっぜんに負けた。
気の迷いってどこか出てしまうものなのかしら。
エリカちゃんが心配して声をかけてくれた。
何も、何も返事出来なかったけど、かなりの支えになりました。
屈託のないその性格にどこかひがんでいたのかって思うと、一人舞い上がっていたのが余計に恥ずかしい。
今まで上から目線だったね、ゴメンナサイ。
御曹司の言葉が耳について離れない。
このあと雪治さんに送ってもらう間一滴も涙を見せなかった事だけがせめてものプライド。
【★星乃宮メモ★】
この時代に師匠と弟子という表現は似つかわしくないのかも知れませんが、今回の対決はまさに師弟対決でございましたな。
気の強いマユ様には今回の事は良い勉強になったと思います。
ところでワタクシ幼少の時分に書を習っていたのですが、その時のお師匠様が何か達観した仙人のような方でして、書はもちろん人生においても一生勝てる気がしなかった星乃宮でございます。
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