ゴリゴリ村たいざい記Ｚ

『長ぐつ』？
誰かが釣り上げたのを 放置したのかなぁ。

へぇ、ケインがそれを花ビンにねぇ。
まぁ、廃物利用ってのは 悪いコトではないけれども。

あのシンプル好きのケインが そんなコトするだろうかって思ったら、ちょっと興味わいてきたンだな。

早速、ケイン宅訪問。
すると…。

リメイクしたばかりの『パッチワークなランプ』を欲しいと言って来たンだな。
これまたシンプルとはほど遠いような。

まさに言葉通り「身を呈して」の欲しがりっぷり。

や、別にあげても良いンだけど。
なンでコレが欲しいかが知りたいンだな。

それにしても、ひろった片方の『長ぐつ』に、布を貼り合わせた『パッチワークなランプ』にと、どこと言わずビンボウくさいなぁ。

あぁ、キミは「鉄道をおおいにたのしむヒト」こと『鉄オタ』か。
それはお金がかかりそうだ。
つまりは趣味のために倹約しているってコトなのね。

きっと、メープルも倹約家ではあると思うけれど、その先に見ているモノが全然違うンだろうなぁ。

全然違う考えのヒトたちが一つ出来事で まとまったりして。
まさにパッチワークなンだな。

あ、今ウマいコト言った！？
ねぇ、言っちゃった！？

えっ！？
オマケ…ですか！？

ただでさえ まんまるな顔に、まんまるな目をしたレイジさんが、何かをくれたようです。

ごめんなさい。
もらったオマケがどんなモノかというコトより、鼻水たらしているように見えるレイジさんの顔がおかしくって、おかしくって！！

『オノ』なんですね、いただいたオマケは。
基本ボクは、木の苗を集めておくだけで、切ったり植えたりはあまりしないんですよねー。

それでもって、ステキな村…。
うーん、うーん…。

それでもって、それでもって、
「今日の ゴリゴリ村は とっても キレイ」

うーん、うーん、うーん…。

出しっぱすぎで、心が痛い！！

ちょっとタンス整理が面倒になってきちゃいまして…。
ゴリゴリ村のみなさんの視線まで痛い気がしてきたので、ここは一念発起するコトにしました。

オマケにいただいたオノで一部の街路樹を切り倒し、少し広げて針葉樹に植え替え。
空いたスペースに、出しっぱになっていた苗を植えます。

植えたのは『あじさい』。
もうじき季節がやって来るので、どこかに植えなければと思っていたのでした。

いつかやろうと思ってたんだよ！ホントだよ！
なので、レイジさんのオマケは、とても良いきっかけでした。
レイジさんは、見てくれるかなぁ。

ふと空を見上げると、まるでレイジさんのように まんまるマルマルな満月。

「何才からが大人？」
タツオ、その質問してくるの、何度目だっけ。
しかも、なぜか決まってこの橋の上あたりで聞いてくるよね。

コッチの答えは、きっと聞いてない。
漠然（ばくぜん）とした不安が、モヤモヤうずまいているンだろうなぁ。

こうして、毎度ながらにブルブルふるえていたタツオ。
けれど、今日はいつもと違っているみたいなンだな。

おぉ、そうか。
大人になるには『旅』か。
ボクはずっと昔、映画でそういうのを見たよ。

とうとう、橋を渡る時が来たようなンだな。
例えそれが壊れてしまう橋でも、壊れる前に渡ってしまえば良いよ。

そして、別れの例えが『ロールキャベツ』。
いつもはビミョウなキミのお食事話だけど。
今日に限っては、子供向け・大人向け、どっちもありうる絶妙なセレクトだと思うンだな。

はい、おでかけしますキャ！
行き先は、もはや名前だけで「あぁ…またか」と思われてしまいそうなほど、何度も出てくる『トンガリ村』

午前中なので、村主もこちらも臨時おでかけだけに、目的だけササッと済ませてしまいたいトコロだけれど、毎回タイシくんには見付かってしまうンだな。

もちろん目的はカブ売り。
奥さん、１カブ４９７ベルですってよ。

カブ売り往復を終え、もはやあまり時間もないので、このまま帰るつもりだったのだけれど、見知らぬ家を…いや、どこかで見たような家を発見。

表札には『シ・ベ・リ・ア』の文字。
まさか。まさかまさか。

ぬおっ！
やっぱりあのシベリアじゃーーん！！
この前ゴリゴリ村のデパートで見かけてから、ちょいちょい見かけるけど、こんな近い村に引っ越していたとは！

部屋も割と引っ越して行った時と変わってないね。
じきトンガリ村色に染まるのだろうけども。

と、懐かしいンだか懐かしくないンだかビミョウな再会の時もここでタイムアウト。
やぁ、良かった良かった。
またいつか会いに行…

おまえついて来たのかよ！！

【オマケ】…後日

カブ価チェックはボクの仕事なのだけど、このコトはギンガさんにはだまっておいた方が良さそうだな…。

化石が売れないッ！
リメイクした化石、みんな興味を示すし、安いとは言ってくれるものの、ちっとも売れないンだな。

あぁ、もう。
みんなもっと飛ばして生きようぜ！
このロマンの価値をわかってくれるヒトいないもンだろうか。
…などと思っていたトコロ、久々のキャンプ人発見。

ぬぬ…！
ぬぬぬぬ！！！！！
その つながったマユゲに、その大きな鼻とリンカク。
オズモンドさん…アナタ、どこかで…見たような！？

えっ！１００キロも走って来たって！！
うーん、そのゴウカイさ、間違いないような気がするンだな。

あぶらぎってるトコロとか、さらに間違いないような…。
遠路はるばる１００キロこえて、引っ越して来ちゃう！？来ちゃう！？

おや、残念。
この後、何度もお誘いしてみたけれど、やっぱり今いる街が離れられないそうなンだな。
本当に、あの街が大好きなのだねぇ。

記念にゲームを何度もいどんでみましたよ。

結果、ギャンブラーな称号をいただいちゃいました。
アナタからギャンブラーと呼ばれるなンて光栄です！
わ〜い。

それは深夜の静まり返ったゴリゴリ村。
『美しい村条例』を発令したものの、村長そのものの暮らしぶりは変わらないンだな。

だれか起きていないかなぁと、ウロウロしていると、海岸で星をながめるアイーダを発見。

どーしたの、そんな無理しちゃって。
夜風に当たってまで眠気覚ましてるって、相当なンかあったでしょ。

ほらね、悩み、あるンだ。
言ってみ。

フムフム。メープルから呼び出しかぁ。
珍しいね、それは。

『落とし穴』！
いや、ちっとも珍しくない。メープルならやりそうだもの。

って言うか、悩みってそンなことーーー！？
心配するほどでもなかったな…。

と思って、帰ろうとした瞬間。

なんだ、心配してンのは、メープルが風邪ひいちゃったコトか。

さては落とし穴の件で、言いすぎちゃったのかもな。
悪いけどアイーダ、今回ボクはお見舞いには行かないンだな。

自分で行きたまえよ。
そンなボソボソ言うくらいならさ。

一部色合いがチグハグなスミレ。
家の裏にひっそりと植えていたンだなぁ、アイツ…。
などと、チャスの家があった場所に立って思うンだな。

そんな思いをかかえながら、今日は今日とてブティックのセールに向かいます。
この時期でないと手が出せないからね！

しかし、そこで見たのは…

あっ！！シベリア！！
引っ越していったのが、４月の頭だから、一カ月以上ぶりだな！

しかし、まさかこンなトコロで再会するとは。
来るなら来ると言ってくれれば良いのに。

だろう！
ボクも ここへ来るのにいくら持ってくれば良いのか良く分からなくて、ここのトコロ毎日ドキドキしているンだな。

それにしても、一番この店に縁のなさそうなキミが なぜココに。
セール期間中しか足を運ばなくなっているから、会えなかったかも知れないンだぞ。

まるで、近頃セールに足しげく通っているのを、誰かから聞いて知ってたかのよ…

もしかするともしかすると。
それを知りつつこの村を出て行ったのはチャスだけ。
案外そういうコトかも知れないンだな。

今度はもっとゆっくり出来る場所に帰ってこいや。

そのサンタコスチューム、最後まで着ていたなぁ。
ノースリーブなのは肉体を見せつけたいからなのか…。

そんなチャスの想い出を『たいざい記』で振り返ってみたいと思うンだな。
きっとレモンのように甘酸っぱいに違いない！

【第３１話『観光大使チャス』なンだな。】
→つり橋を一番に気に入ってくれたのキミだっけ。

【第５０話『いいな！を形にするシベリアの誕生日会』なンだな。】
→ヒドイ会話だ！けど、男同士の誕生会ってこンなものかもな。

【第５２話『どっちの時代だ！？チャスの誕生日会』なンだな。】
→シベリアは自分の誕生会の仕返しのつもりだったのかな…。

【第７３話『クイズ・ネボケネア』なンだな。】
→なかなか難しいクイズだったぞ。

【第７５話『まるみえ秘境』なンだな。】
→アレが温泉がにぎわった最初で最後の日だったよ。

【第８１話『最も危険なネタフリ』なンだな。】
→この実験のコトだけはずっと忘れないぞ！いや、忘れさせないぞ！

【第１３６話『ホネが折れる話』なンだな。】
→化石が全部そろった瞬間に立ち合ってくれてありがとう。

【第１９９話『もうじき梅雨がやって来る』なンだな。】
→偶然おそろいのカサにニヤニヤしつつも…。

【第２０３話『マッスル通信しましょう』なンだな。】
→マッスルに居眠り、まさに最後までキミらしいお別れだったな。

ホントかー？
何だか いつもキミはだまそうとしていた気がするぞー！！

すっぱい！！
すっぱいって！！！！
ちっとも甘酸っぱくなンかないぞ！！

けれど、振り返ると、その感じそのままの 想い出だったンだな。