
それは深夜の静まり返ったゴリゴリ村。
『美しい村条例』を発令したものの、村長そのものの暮らしぶりは変わらないンだな。

だれか起きていないかなぁと、ウロウロしていると、海岸で星をながめるアイーダを発見。

どーしたの、そんな無理しちゃって。
夜風に当たってまで眠気覚ましてるって、相当なンかあったでしょ。

ほらね、悩み、あるンだ。
言ってみ。

フムフム。メープルから呼び出しかぁ。
珍しいね、それは。

『落とし穴』!
いや、ちっとも珍しくない。メープルならやりそうだもの。
って言うか、悩みってそンなことーーー!?
心配するほどでもなかったな…。

と思って、帰ろうとした瞬間。

なんだ、心配してンのは、メープルが風邪ひいちゃったコトか。

さては落とし穴の件で、言いすぎちゃったのかもな。
悪いけどアイーダ、今回ボクはお見舞いには行かないンだな。
自分で行きたまえよ。
そンなボソボソ言うくらいならさ。