第35話『そうだ、顔出し看板を作ろう』なンだな。

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ココのトコロ、めっぽう寒くなってきたので、今日は赤いダウンを着ておでかけ。
おもむろに、あぶく村にやって来たンだな。

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こんばん…

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ふりむいた キミ、だれ!?

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うにの村から電車が到着しました。

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まぁるい目の ばーさん、だれ!?

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兄と呼ぶ まぁるいキミも、だれ!?

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カエル混声合唱団の みんなで、だれ!?

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というワケで こんばんは、あぶく村のひとみ(代理)です。

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あぶく村ではカブ価が1カブ606ベルの奇跡的な大暴騰をひきおこしていたのです。

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その話を聞きつけ、カブを売りにお邪魔させていただいたンだな。

駅のロッカーを使うのも忘れて、両手にこぼれんばかりのお金をかかえて帰村。
これでカフェの募金も払えるし、おうちのローンも一気出来ちゃいます。
次は何を作ろうかなぁ…。

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あぶく村では、デースケが ひとみ村長が遠くの人になってしまわないか 心配していたンだな。
いやいや、ダイジョウブ。
あの顔出し看板のように、ずっとキミのそばにいるサ。

この時ボクはこう思ったンだな。
そうだ、ゴリゴリ村にも顔出し看板を作ろう。

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