ゴリゴリ村たいざい記Ｚ

あぁ、キミはカサいらないンだっけか…。

昨日に続き雨模様。
サントスに風邪の心配されたばかりだと言うのに、カサも持たないまま。

おまわりさん、ちわーす。
忘れ物でカサ…は、ないようなンだな。

どこかのおウチに雨宿りさせてもらおうと目論むも…
なにこのおでかけ率。

ようやく一軒、在宅を確認。

って、かくれてたのかよ！

『コンバットへルメット』『へいたいのふく』『へいたいズボン』。
今日一日で、この３点を売っているというコト。

すなわちそれは、「コンバットごっこをせよ！」という天からの指令に違いないンだな。

サササッと茂みに隠れてみますと…。
とってもイイ感じであります！

まんたろうですら、気配に気付かずビビったりして。

雪どけバンザイ！
新緑にピタリとはまるであります。

こんなに近くにいるのに誰にも気付かれないぜ…。

…いや、気付いて！
…素通りしていかないでーー！！

急に寂しくなってきて、自分からかけよってみると…。

あぁ、雨降ってたンだっけ…。
わびしさが超MAXになってしまったンだな。

コンバットは非情であります。

今日から３月。
昨日、かまくらキャンプにやって来たのが『エイプリル』だったせいなのか。
彼女は春を運んできたンだな。

まだ３月だけど！

はーるがきーたー♪
はーるがきーたー♪
どーこーにぃーーきたー♪

村じゅうに来た。

お店にも来た。

『ビンゴカード』にもぉぉ、来たぁぁぁぁぁ♪

フッフッフ…。
ボクだってね、学習するンだな。

例えばあんなにわびしげに語っていたはずのアイーダが全く引っ越す気がなかったり。
そもそもキミも一度引っ越しとりやめているよね。

だから、引き止めなくてもきっと平気。

ホラね、やっぱり。
そうさ、オレたち親友だもンな。

そんなサントスが、引っ越しよりも悩んでいるコトってなンだろう…。

女の子のコトーー！？

男の友情はあついとか…誰が言ったンだよ！！！

いつ埋めたンだっけ。

ポンチョがそろそろタイムカプセルを開けたいと言い出したンだな。
記録によると、空イッパイにオーロラが出ていた夜のよう。

いつも決まって埋める、本人宅の裏庭へ。

あれ？
花がイッパイ。

あーれー？間違いなくこの場所なのに！
誰かが持ち去ったーー！？

これはもう、本人に聞いてみるしかないンだな。

ほうほう。
見回りしているなら、そうそう誰かに取られたりはしないよね。

ヒトの落し物まで探すくらいだし。

あぁ、あるよね。
探しまくった結果、結局一番最初のトコにあるってコト。
何度も何度も見たつもりでもね。

どうやら、そうして記憶をたどろうとしているポンチョ。
自力で見付かるとイイね！

その顔を見ていると、どーも「何を探していたか」をもう忘れかけている気がしないでもないけれど、ね！

お、お、お、…王子様！？
ル、ル、ル、…ルナ！朝から何を言い出すンだよ。

突然の妹キャラに若干とまどいつつも。
残念ながら、『妹萌え』属性は持ち合わせていないモノで。

と、思ったらオレンジの催促だったンだな。

「王子様が木をゆする姿は大丈夫なのかよ！」と思わなくはないけれど。

ココまで徹底されると、そうそう悪い気はしないンだな。
世渡り上手とはこういうコのコトを言うのかねぇ。

おしい！実におしい！！！！
ココは『ごばん』じゃなくて『ゴハン』持ってくるトコロでしょ。

一瞬、素で『ゴハン』かと思っちゃったンだな。

2階のお部屋をゴージャス・ルームに。
そこで浮かび上がってきた問題は、テキトーに買い集めた絵画をどうするか。

中でも『おごそかなめいが』と…

『すごいめいが』は、３枚づつもあるンだな。

どれが本物でどれがニセモノなのか。
とりあえず真贋（しんがん）を確かめるために、博物館へ。

本物は世の中に一枚のはずだけれど、ソコは言わないお約束。

寄贈はしたものの、展示を見たコトはほとんどなかった絵画たち。
こうして見ると、その大きさに圧倒されちゃいます。

『おごそかなめいが』
中央の少女がちっこいのが本物…と。
つまりボク所蔵のうち本物は、右端の一点のみ。

『すごいめいが』
中央の二人の並びが『黒・白』が本物。
なンと左右の二点が本物。

いやぁ、むしろ贋作ばかりだと思って集めていたので、かえってビックリしたンだな。

というワケで、今日は今日とて贋作漁りをば。

サングラス越しの目で見るから本物かどうかわからないンだぜ！
とか言い訳しながら。

念願のゴージャス家具を大人買い。

というのも、久々、超久々にカブが高騰したからなンだな。
１カブ３４４ベルとは言え、両手で抱え切れないほどのベルが。

となると、お値段分のジマンはしてみたいトコロ。

ヒヒヒ…。
丁度良いタイミングでケインが…。

さぁさ、二階へ行こ…

うぉいっ、もう帰るンかい！！

仕方ないので、今日仕入れた家具を使ってお部屋のレイアウトを考えていたトコロ、一階からサントスの声が。

お土産に、バナナ！
なぜバナナ！！

まぁいいや、二階へさ…

バナナ届けに来たのかよ！！

結局ポツリと取り残されたボクは、ゴージャス・ルームで一人バナナを食べるンだな。
そう言えば、昭和の頃ってバナナが高級品なンじゃなかったっけ。

だから、だからバナナなのかー！？