毎日ホウホウと くらしていたけれど、ついにカフェでバイトする決心がついたンだな。
ドッキ・ドキドキ!!
皿洗いとかから始めるのかと思いきや、いきなりコーヒー入れ担当。
でもさー、「見た目はマスターよりマスターっぽいかな?」なンて思ったりしてね。
初めてのお客さんはアイーダ。
んー、まぁ、コーヒーなンて そこそこ甘くてニガい感じになってればOKでしょ。
あれ?なにその浮かない顔は…。
ボク、上手くやれてない!!!!
アセる、アセる、アセる。
誰一人、うまく注文をあわせられない。
誰一人、美味しかった!なンて顔をしない。
誰一人、どうしたらイイかなンて教えてくれない。
アセる、アセる、アセる。
アセる、アセる、アセる。
アセる、アセる、アセる。
顔で笑って心がビッショリ汗をかいていたトコロ、パッタリと客足がとだえ、マスターから告げられる「終わり」の言葉。
ホッとするのと悔しさで、ヒトコトも言葉が出なかったンだな。
あぁ…あぁ。マスターは気づいていたのか。
バイトの時間中、自分のコトしか考えてなかったかも…。
もうちょっとやりた…!
という、言葉も出ず。
帰りにマスターから ホンモノのコーヒーをごちそうになったンだな。
あぁ、なンて甘くてニガいンだろう。
『働く』というコト。
それがどういうコトなのか、どういうコトだったのか。
きっとボク以外の人達も、こンな思いをかみしめているのだろうなぁと 思ったンだな。
今日は、全ての働いている みなさんに、お疲れ様!なンだな。