
みなさんは、「魔が差す」という言葉をご存知でしょうか。
まるで悪魔に取りつかれたかのように、判断を誤ってしまう事。
この日のボクは、すでにこの時から 魔が差していたのかもしれないンだな。

本日は晴天アッパレ釣り大会。
先月のシバリのきついルールから一転、『何でもあり大会』。
こいつぁ〜気が楽なンだな。

「さぁ、やるぞ!」と意気込み一投目から、なななな、なンと『リュウグウノツカイ』。
初めて釣ったわー!
初めて釣ったわー!

それを見ていたのか、バッジおじさんにも ホメられちゃいました。
もうコレ出したら 優勝間違いナシ!な気がするンだけど、こいつは寄贈に持っていかないとなぁ…。

あのぅ…

いや!ななな、なンでもないです。
ななな、何も持って来てないンだな。

とりあえず、大会へは『スズキ』一族を提出。
120センチオーバーまで記録がのびたンだな。

そうこうするウチ、大会終了5分前。
い、いや…別にきっとこれで…ダイジョウブ…なはず!

3分前。
ダイジョブ、ダイジョブ…。
ダイジョ……。

1分前。

30秒前。

しゅうりょーーーーーー!

こっちは心を売り渡したというのに、あとの二人は『ワカサギ』って!

そういえば、誰一人海に降りてないって!

フータ、なにも言わずに受け取ってくれよ。
一人居残りしてやっと釣ってきたンだからさ。