第217話『村舞う光で透ける瞳』なンだな。

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新品だったカレンダーも、ビリリと半分破りススメちゃって、今日から6月なンだな。
ブティックの品揃えも一新しているだろうと、のぞきに来たらば…

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ほうほう。
このマネキンたちが着けているのは『グラデーションサングラス』と言うのかね。

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むーん。
ちょっぴり目が透ける。

というコトは視界良好、夜着けていても違和感がないと言うコトだね。
(サングラスの色と機能は比例しないのだろうけれど、雰囲気で!)

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早速夜道を闊歩(かっぽ)してみたならば、ホタルを発見。

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つかまえたホタルの光りの照り返しが 瞳の奥に反射して、なかなかに風流なンだな。

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たくさん捕れたので、博物館寄贈した後は お部屋に飾ろうと思っていたトコロ、メープルに見付かってしまって。

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ホタルを持っているのが なぜわかったンだ!
そして、交番の前で『けいかんのふく』と交換って!

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むむーん。
めが透けてたンだった。
なるほど、目は口ほどにモノを言うとはこのコトか。

そう心を読まれるようでは、警官としては失格なンだな。

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