えーとえーと、アグネスどんな好みだったっけ…。
「いつものやつ」
そう頼まれても、パッとは浮かんでこないワケで。
はぁ…合ってた!良かった!
マスターのライバルとか言われてテレテレだけれど、内心ドキドキなのです。
と、そんな時に現れたのは…
え?アリゲッティさん?どちらの!?
注文が細かいのは助かるのだけれど、他の村からやって来ているというコトは、村長として失敗は絶対許されないというコトでもあるンだな。
あぁあぁぁ…!良かったぁぁぁ。
マスターって、いつもこンなプレッシャーと戦っていたのかぁぁぁ!!!!
その様子をカウンターからずっと見ていたサントス。
「コーヒーの半分は優しさで出来ている」
いつもなら鼻で笑っているトコロだけれど、今この瞬間なら大きくうなずいてあげられる気がするンだな。