第232話『濡れた本の謎』なンだな。

0232 1
『てるてるぼうずのカサ』差して言うのもなンだけどさ。
雨もそう悪いコトばかりじゃないぞ、ポンチョ。

0232 2
あじさいサイタ、サイタよあじさい。
絵になるなぁ。
あじさいにはトクベツな想い出もあって、大好きな花なのです。

あじさいの花の色は 土の酸性度で変わるって言うから、都市整備担当トキオ君かなり計画的。

0232 3
あぁ、思い出した…。
駅前広場のレッドカーペットはボクが補修担当なンだった。
大会開かれる度に こうなるンだよなぁ。
ちゃんと元通りにして帰って欲しいったら。

と思っていたトコロ、視線のハシっこに…。

0232 4
本、だなぁ…この落し物。
本の落し物と言えば真っ先に思い浮かぶアイツ

0232 5
ウムム。今回はどうやら違ったようなンだな。
となると、一気に見当が付かなくなるワケで。

0232 6
おぉ!あるみ、キミのか。
道行きざまに早期解決して良かった!

0232 7
え?今なんつった!?

0232 8
ノミ、とれたー!

0232 9
さてはノミを本についた虫だと思って、本を虫干ししたまま忘れたンでしょ!
あれは「チャタテムシ」っていう全く別の虫らしいから、ごまかさずに注意してほしいンだな。

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