書いた日【水 - 1月 3, 2007】

ぶんるい〜  
     

見てきたよ!『劇場版どうぶつの森』。



こんにちは、みなさん。
このエントリーでは、ギンガでもマユでもなく、中の人としてお送りしますよ。

それはお正月のコト。
とうとうやっとこ見てきちゃいました、『劇場版どうぶつの森』!
もう公開からしばらくたちますので、たくさんの方がご覧(らん)になっているかも知れませんね。

今日は、映画好きなボクの目から見た感想などを書いみたいと思うのです。
まだ見てない人のために、なるべくネタバレしないように書きますけれど、「自分で見るまで何にも知りたくない!」と言う人はササッ!と飛ばして下さいね。
フリガナふってないと読めないです!な人や、中の人など どうでもいいや!って人もネ!




全体的な印象は「よくココまで どうぶつの森の世界をアニメに再現したな」って印象です。
制作発表から公開までそれほど長いとは言えない期間でしたから、その仕上がりは少々心配でした。
初めて公開されたキャラクターデザインを見て、「アレ?何かちがう!」と思われた方も多いのではないでしょうか。

それが動いてみると、キチンと どうぶつの森の世界になっているのです。
もちろんゲームそのままではオカシイ部分も出てきますから、その部分は整理して、足りない部分は足してあげて。
ボクらが毎日DSの小さなスクリーンで目にしている光景が、目の前のスクリーンいっぱいに広がります。
たぬき商店なんかはゲームとはかなり違うレイアウトでしたけど、実際にあるとしたらこんなカンジだなも!って思いましたよ。
どうぶつたちの声も『どうぶつ語』ではなく『日本語』でしたけど、とても良いカンジにまとまっていました。

これは、ゲームを作った人と映画を作った人がよーくお話しして、細部を煮詰めた結果なんでしょうね。

さて、お話の中身。ストーリーについてです。
みなさんは、映画ってどういう所が面白いんだと思いますか?
「コイツ、こんな状況じゃあ ぜってー死ぬよ!」
「この人達、こんなに好き同士なのに絶対別れちゃうよ!」
なんてね。
それが、映画館を出る時には「これはちょっとマジありえねーよ!」って展開になって行く。
そんな奇跡を見せてもらった時に『オモシロイ!』ってボクは思いますよ。

そう、『奇跡』です。

主人公あいちゃんは、たった一人で どうぶつ村に 引越して来ます。
でも、不器用だしお子様だしで、まだろくに何にも出来ません。

それがもし「自分のコトは自分で決められるぐらいにはチョッピリ成長したよ!」ってなれば、それが奇跡だと思いませんか?

お子さんは「あいちゃんみたいにガンバるぞ!」って思うだろうし、
お父さんお母さんは「この子もいつかあいちゃんみたいに!」って思えるだろうし。
そういう小さな小さな奇跡こそが、劇場版どうぶつの森にふさわしい奇跡だと思うんです。

ところが、この映画で起こる『奇跡』はちょっと違うのです。
予告でも「雪祭りの夜に奇跡は起こる」って宣伝していますからね。
ストーリーで用意された奇跡が起こるべくして起こるんです(笑)
それも、ゲームには入っていない奇跡が!

あんなに丁寧にゲームの雰囲気を作りおこしているのに!です。

推理モノで、「この中の誰が犯人だろう?」と考えていたら、「最後の最後に突然出てきた彼でした!」って言われた気分になりましたよ。

そういうワケで、一本の映画としての出来は、「う〜ん、ゴニョゴニョ…」な印象でした。
なので、どうぶつの森を知っている同士で一緒に行って「こうだったねー!」と お話のネタにするのに丁度良いカンジの映画でした。

ただし!見ている最中はお静かに。
マナーは守りましょう。

 


ゴリゴリ村たいざい記 ©  /  『おいでよ どうぶつの森』は任天堂の登録商標です。