
ササッ…ササササッ…。
なるべく目を合わせないように橋を渡る。
なぜならこの状況、とても面倒臭いコトになりそうな予感がギュンギュンしちゃうからなンだな。

うっわ!早速キタ。
最初に駆け寄って来て、口火を切ったのはグラハム。

いやいやいや、この前見たキミの部屋でも相当ヒドかったのに。
『てあらい』なンか足したら、もう住む場所じゃなくなっちゃうって。

グラハムの視線を振り切って橋を渡ろうとしていたら、やっぱりキミも来るのか、ケイン!

とてもシンプルなキミの部屋のどこに『かんしカメラ』をつける必用があると言うのだね。

先日、『ホラーハウス』がテーマの我が家の心臓部、「地下・大改造の部屋」の大拡張を決行したンだな。
二人が狙っていたのは、広くなったお部屋のグレードアップ用なのです。

あ、あの二人だけは絶対にこの部屋には入れな…。
いやまて。
ベッドは、2台、あるな…。